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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

元気の元

へんてこりんなグループから、花見会のお誘いがある。
メンバーは陶芸家、ジーパン屋、骨董屋、広告代理店・・・。
年齢層は50代がメインとくるから、なかなか濃ゆい状況になる。
単純に集まって酒飲もう・・・という話だから、ちょっと顔を出した。

持ち込みの食い物の山を前に〆張やら久保田やら上善が並び、
オヤジパワー全開となっている(^_^;)

最近忙しい上に肉体労働が増えたためか、めっきり弱くなっている。
で、今日も飲みながらウツラウツラ・・・。

そう言えば先週も、会社の連中と飲みに行って寝た。
その眠りは、何故かとても気持ちよく、そして幸せな感じがする。
(誰かの事言えないな・・・(爆))

酒を飲んで喋る事は、私にとってはとても大事な時間。
だが、それを超えて眠くなるのは、
人とのコミュニケーションを避ける感情があるのだろうか?

会は骨董屋の店舗で開催されていたから、当然商品となるものは
酔っぱらい達の良い玩具になる。
アレコレ講釈たれる楽しさと、例えば陶芸家からの制作者としての意見の面白さが、
酒を2ランク位高級なものに変えていた。

と、突然、一般客が入ってくる。
夜遅くに元町で明かりの点いてる店なんて無いし、
何やら音楽が流れて人の気配もする・・・と。

25才と言っていた彼は、花見客に酒を振る舞われるが如く、
自然に輪の中に入った。
明日から、中華街で人力車のバイトに入るという。

最近中華街に増殖している人力車。
若い男の子が、小粋な風体で颯爽と駆ける。

何故中華街に?と思う事もあるのだが、
観光地以外に人力車商売が成り立つ場所は少ないだろうから、
まぁソレも有りなんだろう・・とは思う。

でも、鎌倉や、浅草には似合うけど、中華街ではねぇ・・・と思っていたら、
先日なんと中国服に丸い帽子を被ったスタイルの引き手がいた(爆)
しかし、思いっ切り日本的な人力車には、思いっ切り似合わない・・・。
(アイデア倒れってヤツ(^_^))

現代的と思うのは、モーターアシストの付いた人力車がある事。
シートの下に重そうなバッテリーを積んでいるのをみつけて、
よく観察したら駆動用のモーターがついていた。
(ナンバーはどうすんだ?の声あり)
しかし、そのタイプは滅多に見ないから、大半は普通の人力車だろう。

港の見える丘公園まで行け・・なんて言われたら可哀想だと思うが、
どうやら元締めは北方町の方に居るらしく、
「朝、山手の丘を越えて中華街まで来ている」
と地域住民の報告があった。

一生の仕事としては成り立ち難い仕事だが、
そんな仕事に就く事を楽しそうに語る若者を見ると、
自分がいかに守りに入っているかが、よく解る。

若さって、ひたすら「攻撃あるのみ!」で生きている事。
年齢に関係なく若く見える人は、
生き方、考え方において、防御より攻撃の方が強い。
どっちかと言えば、アグレッシブに生きる事で、生きている実感を得ている私にとって、
守勢に廻っていると感じただけでも、この珍客の存在はありがたい。

「明日からまた、攻撃的に生きなくちゃ」
と思うと共に、「元気の元」を得たように感じた。

 
 
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