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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

保険-2

修理代金総額 604,790円(税込み 635,029円)
これが、私のバイクの修理見積もり金額だ。

あの書き込みの後、色々な方から助言を頂いた。
時価額については、特に色々と・・・。

私の会社も損害保険を扱っている関係から、その事は重々承知していた。
だが、過去の事例からその可能性を見つけられたので、保険会社と対峙しようと思っていた。

しかし・・・・

想像より遙かに早く、事態は決着を迎える。

「保険屋さんと色々話をした結果、望まれる通りに修理をなさってください」

留守電から流れたメッセージは、あっけない結果だった。

出先から帰るとまず、ショップに連絡する。
そして、修理代金とその内訳が記載された見積書を、先方へファックスする。

結局、加害者が、保険で担保できない部分を持つ事になったようだ。


ちょっと、つまらなく思っている。


ゴネかた(言い方は悪いが)次第で、支給すべき諸々の金額の合計を計算して、
要求されている額にする事は、可能だったはずだ。

例えば、当然要求できる代車代金や、諸々の手数料については、
敢えて要求しないよ・・・と伝えてあるので、
車両修理費としての上限を超える部分を代車代金他として上乗せし、
私にはここまで出せますと対応ができたはず。

「時価よりこれだけ上乗せしましたので・・・」
と、どうせ35万以上出ないと思っている私の予想を裏切ってみせれば、
保険契約者である加害者にとっては出費無く済んだかも知れない。

しかし、日産火災海上はそんな手法は一切使わず
「これ以上出ない」
の一点張りで押し切ったようだ。

よく昔から、代理店の善し悪しで、支払額が変わると聞いていたが、
その力関係によって保険会社が動く事もあるようだ。
ただ、保険会社は商品をより高く売る事はできないから、
支払いを1円でも下げる事で儲けを捻出しているのだろう。

だから私との交渉でも、これ以上出ないので廃車にしろ・・・といった態度で接した。
それは、被害を受けて泣き寝入りしろ・・・とも、聞こえた。

ここに、自動車保険における最大の欠点が存在している。

保険というものは、困った時のために先払いしておく貯蓄型バクチみたいなモノ。
困った時にフルカバーできないケースを説明せずに募集する(売る)代理店にも問題があるが、
買う(保険をかける)側もその商品(保険)を理解する努力が必要なのだ。

しかし、より高い保険契約額でも実損払いが約束されている保険があったら、
間違いなく契約数を伸ばす事ができるだろう。
誰だって、そのために保険をかけているのだから。


外資系の車両保険をかけた時に自損事故を起こした事があった。
修理に出したディーラーに、白紙の小切手が届いた・・・とセールスマンから聞かされる。
それ以来、その保険会社とのお付き合いは続いている。

 
 
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