今年は冬が無かったように感じる程、妙に暖かい日々が続く。
気のいい仲間達と酒を飲むためにストラーダに向かったら、
寒桜がかなりの勢いで咲いていた。
宵闇にもその存在に気付くほど明るく見えて、
もうすぐ春だと、嬉しくなる。
風薫る5月とよく言うが、春はやっぱり香りが強い。
こんな夜は、ふらっと流したいところだが・・・。
ストラーダに辿り着く。
客は他に居ない・・・。
こんな日は、客引きになってしまうかも知れないと思いながら、
最初の一杯として決めているバス生を味わう。
すぐ女性客が入って来る。
そしてしばらくして男性客。
彼女の連れが来て・・・と、いつもの招き猫状態になってきた。
そ、そこへ大将が客人を引き連れて入ってくる。
待ち合わせですか?とバーテンダーに尋ねられるが、
神出鬼没の大将と待ち合わせするなんて、奇跡に近い(^_^;)
偶然ですよ・・・といなしながら、後から友達か来る事も伝える。
客人との話があるようなのと、店を知らないヤツが来るので、
目印としてカウンターに貼りついているのだが、
大将ご一行様はテーブル席でご歓談となった
しかし、大将まで引っ張っちゃったと、自分でも呆れてしまう。
その後も、ご婦人4名様ご来店〜♪と客が増え、店はどんどん混んでいく。
「お〜い!一緒に飲もうゼ!」と言われれば依存もない。
たまに外へ出て探ればいいか・・・とテーブル席(通りからは見えない場所)に移り、
マルティニのビターを使ったオレンジカクテルを飲んでいるとシゲ&ユキノ登場。
何だかケンタウロス関係者の集いになってきた(^_^;)と思っていると、
懐かしい音質の大排気量車のエンジン音がする。
300マイルを走ってきたZ1は、キーをぬいてもオフにならない状態になってしまったと、
フィリピン帰りの友達が苦笑いしている。
そしてKSRの若者とリサーチ会社の取締役が訪れ、宴会開始(^_^)
大将ご一行は次の場所へと移動していったが、ストラーダは随分賑やかなままだった。
空いている事が多くて存続を気にしていたが、こんなに混むようになったんだ・・・と
少し安心、少し残念(客が少なくて静かな方が好きだから)
久々の再会を祝し、気持よ〜く酔ったあたりでお開き。
時計はまだ11時位を差しているから、もう一軒行けそうだ(^_^;)・・・と
反町へ着いたらそのまま「RobRoy」へ飛び込んだ。
店には客が二人だけ。
しかもそれぞれがシングルで、丁度帰る頃のようだ。
静かなバーで落ち着きたい気分だったから丁度良い。
しかし・・・。
他の客が一人きりになってすぐ、女性客1名、男性客4名、女性客1名、女性客1名と
客が入り、ロブロイの席は殆ど埋まってしまった。
まただよ、もう終電無いんじゃないの〜?皆さん・・・
せっかく静かに飲めると思ったのに、どうしてこう客が集まってくるのかねぇ・・・
酒が入ってボリュームが増す会話が煩わしくなってきたので、
珍しく1時過ぎに店を出る事にした。
「えっもう帰っちゃうの?」
といつもの寂しそうな顔を見せるマスターに、
「また来るよ」
と微笑み返す。
そういや、最近どの店でも似たようなニュアンスで帰りを拒まれるなぁ・・・とか思いつつ
(ストラーダでは「イヤダ」と言われた(爆)←タダの飲みすぎ)
ドアまで送ってくれたマスターに手を振って外へ出た瞬間、
目の前を歩いていた女性が店に向かって方向を変えた・・・・。
「いらっしゃ〜い 久しぶりですねぇ・・・」
帰る時まで、客引いてしまったらしい・・・・。
こんな事、偶然のなせるワザだとは思っている。
だけど、あまりに多く、こういう体験をするから、偶然ではないらしい。
きっと、他人と生活時間がズレているだけなんだと思うのだが・・・・(爆)
|