会社というものは法律で縛られている。
だから、面倒だと思ってもやらなくてはいけない事はある。
今日は「取締役会と」いう面倒な事を一つやっつける。
「部長のコスプレ〜♪」
と言われつつスーツに着替え、資料を並べて事前打ち合わせをする。
議事進行の段取りまでコッチで指示。
何度やっても、自分の立場を理解してもらえない(;_;)
それでも定時に会は、始まった。
社外の取締役が現状を理解せずに理想論を語り、
常勤取締役は説明できない所をこっちに振る。
オイオイ、何時から俺は経営者になったんだよ?
と悪態はつかずに、丁寧に説明。
なんとなくその場は収まるのだが・・・・。
いつもの風景。
くだらないヤリトリ・・・。
時間だけが無駄に過ぎる・・・・・。
経営の本質を突く質問はなく、アラ探しの応酬があって、
既に株主に了解を取っている決議事項が、なかなか承認されない。
利益率がどうだ?
効果があるのか?
もう20年以上も続いていて、ちゃんと利益を上げているセクションを、
その管理が何故か営業に移管されていて不都合があるだけの事を、
今更その仕事の意義を問う形で否定してみせるやり方は、
従業員から見ると嫌がらせにも見える。
きっと、健全な経営を行う上で、もう一度その内容を精査したいだけ。
それなのにケンカ腰に見えるのは、人格の為せるワザなのか?
人の上に立つ人間には、備えていなければならないモノがある。
先見性と客観性、強い意志と柔軟な考え方、そして区別(差別ではない)と愛情だ。
経営者のあら探しより、
明日の従業員のメシの心配をするべきなのだ。
なのに・・・・。
肩書きを誇りに思う事ほど、情けない事はない。
責任感と能力にこそ誇りを持つべきだ。
それは、経営者にも管理職にも従業員にも、あてはまる事だ。
「高い給料もらってさぁ〜」
と陰口を聞けば、そう言われる奴が相応の仕事をしていない・・・
とわかってしまう。
従業員は、与えられた仕事をこなしてこそ、一人前。
管理職は、下の者の生活を背負っている自負と事実を持って指揮・管理する。
じゃぁ、経営者は?
俺は○○様でぇい・・・とふんぞり返るバカ。
お前の義務は、仕事するだけじゃないんだぜ!
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