反町のR1沿いにあるラーメン屋「shinachiku亭」
あのガチンコラーメン道に出てくる佐野某の系列店らしい。
当然、興味はあるので行ってみた。
スープ・・・思いっきり魚臭い。
麺・・・・・弱い。
・・・ってどっかで聞いた話。
そう、ここもあっさり系を目指し、魚で出汁を取って失敗している店の一つ。
魚は煮付ける時、酒を入れるもの。
何故酒を入れるかといえば、生臭さを飛ばしてコクを与えるからだと思う。
魚の出汁に豚を煮た醤油じゃ、口当たり油っこく、魚臭さはそのままに、
あっさりしていてコクの無い、中途半端なモノになりそうだ。
醤油系の澄んだスープは、鶏ガラから上手くエキスを抽出し、
最新の注意の元にそのバランスを取るものだと聞く。
鶏ガラと豚骨でスープを取る店の中に、隠し味で魚を混ぜる所はあるけど、
その味はあくまで肉系の味。
醤油系のスープだって、鶏ガラスープがベースだと思うのだが、
ここで紹介した2店は鶏が弱く感じる程、魚の匂いが強い。
そしてそのスープには刻んだ長ネギが乗る。
やっぱり、饂飩を入れたい・・・と思う味になっていると感じる。
家系ラーメンの元祖と言われる「吉村家」は、そりゃぁコッテリした豚骨味でしつこいが、
その割りには淡泊に感じられるスープで、バランスが取れている。(当たり外れはあるけどね)
そしてそのスープの強さに負けない、しっかりとした麺がまた美味しい。
時計なんか見ないで、麺の中に髪の毛ほどの白い部分を残して上げる技を見ていると、
テレビで紹介されたり、前評判の高い小綺麗な店の基本的な能力の低さは、
そうしなければ客が来ないのだろう・・・と邪推させるに充分だ。
美味い店って少ない。
だから、探すのが楽しいのかもしれない(^_^)
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