「KORAN」という名の喫茶店。
シアトルスタイルのコーヒーも美味しいのだが、
それより何より、居心地の良さが気に入って、よく通っている。
何故居心地が良いか・・・と言えば、
(1) 客が少ない
(2) 静か
(3) 目立たない
(4) シガーが吸える
(5) 中華街とは思えない内装
等があげられる。
暖かい時期は、入り口を開け放って、半オープンカフェを気取るが、
この時期はガラス戸を閉めて暖を取るようになっている。
で、道を眺めながらボ?っとするのも目的の一つだから、
いつも入り口に一番近いテーブルに陣取って、ラテ(450円)を飲みながら
クラブサイズのシガリロを楽しんだりしている。
ちょっとだけ会社から離れるには、あまりに中華街的でないので好都合。
そのため、必要以上に長居をする事もしばしば。
休日、オフィスから逃げ出した時や、友達が訪ねてきてくれる時も、
他の社員達に聞かれたくない話を課員と相談する時も
この店を利用している(と書くと、マズイか・・・(爆))
面白い事は、
入り口のガラス戸が、当然の如く自動ドアではない事。(ただのサッシ)
そして、入り口でボ?っとしている私は、そのドアと奮闘する客の姿を、
コーヒーの肴に観察させていただけるのだ。
開くのを待つ人がかなり居て、その表情は当然面白いのだが、
それより驚く事は、手で開けたドアを閉めない人がかなり多い事。
開けるという動作を忘れている人は、閉める事なんて頭の中に無いのだろうか。
当たり前にしなくてはいけない事を、その前段階で求められる事ごと、忘れる・・・・。
何だか、今の社会を象徴しているように思えた。
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