昼に嫌な想いをした日は、夜に贅沢して気分を変えたい。
という事で、たまに飲みに行くバーに隣接した和食の店に出かけた。
何故なら、8月限定メニューで沖縄料理の紹介があったからだ。
靴を脱いでフローリングの廊下を通り、掘り炬燵式のテーブルについた。
夜も遅かったので他に客は居ない。
「料理の前に何か飲みますか?」
ときかれれば、
「もちろん、オリオンビールでしょう。」
と答える。
沖縄料理に無くてはならないのは、ビールならオリオン、酒なら泡盛。
そして、調味料としては「島とうがらし(クース)」といったところか。
(クースは、沖縄特産の小さい唐辛子を泡盛につけ込んだ物。
唐辛子泡盛と言っても良い。 これを料理にかけると、全て沖縄風に感じる(笑))
「ラフテー(豚の三枚肉を煮込んだ物)」
「海葡萄(葡萄のような形の海草)と海草のサラダ」
「ゴーヤチャンプルー」
「ソーキそば」
をオーダーした。
オリオンビールはジョッキに入って出てきたが、中身は生ではなくカンビール。
(500mlの缶が一緒に出てきた)
でも、味は例の味なので気分は上々だ。
しかし・・・・。
海葡萄が不味い。
沖縄の名産品だからか、本州には生ではなく乾燥した状態でくるようだ。
その乾燥した物は水で戻すのだろうが、その水自体が思い切り不味い。
結果、海葡萄のプチプチはグズグズになり、それが弾けると不味い水道水の味しかせず、最悪だった。
おいおい、ここもかよぉ〜と思いつつ次に出た「ゴーヤチャンプルー」を見ると、
ゴーヤと卵とランチョンミートだけの炒め物になっている・・・・。
辛い(塩辛い)・・・。
そして苦い・・・・。
(ゴーヤはワタの取り方次第で苦さが変わるし、野菜と一緒にちゃんと火を通せば
苦くて食えない・・・なんて事にはならない物)
ハッキリ言って、自分で作る方が美味しい・・・。
チャンプルーっていうのは、野菜炒めみたいな物だよ。
ゴーヤの入った野菜炒めだからゴーヤチャンプルーなのに・・・。
ここにクースがあったら、まだその辛さと泡盛の香りでごまかせるのに、それすらも無い。
もともと和食の店だから、そんな沖縄製タバスコのような物が有るわけないよね。
望んだ方がバカだったのか・・・・。
次に出てきた「ラフテー」は、まあましだったが、
「沖縄そば」はやっぱり塩辛くてスープを飲む気がしなかった。
もう諦めた(笑)
今日はこういう日なんだ。
何故だがわからないが、そういう日って必ずあるのだ。
そして気分は、
「二度と行かない」(笑)
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