昔は針金のようだった。
しかも量が多く、まとめる事が困難だった。
だから長く伸ばし、自重でそれなりにまとまるようにしていた。
ところが、激務とストレス、そして体力低下等が重なり、
気がついたら猫のような毛になってきた。
長くなると、根性の無い部分がみすぼらしく見える。
やつれた中年オヤジのように見え、格好悪い事この上無い。
年をとるとはこういう事なのだなぁと思いながらも、半分諦めていた。
ところが、株主総会があるので髪を短く刈ったら、
朝総立ちになっていてビックリした。
久々に見る総立ち状態、思わず笑ってしまう。
整髪料を使ったりドライヤーを使ったりするが、上手くまとまらない。
先日までは、どうやって立たせてボリュームアップするか悩んでたのに、
全く逆の状態になっている。
で、懐かしい悩みだと思いながら昔どうしたかを考えたら、一つ思い当たった。
髪を洗って生乾きのまま、ヘルメットをかぶって会社へ行く。
すると、きれいにまとまった状態になっている・・・・。
こりゃ、やるっきゃないでしょ。
で実行してみたら、バッチリ(笑)
なんだか、若くなったようで、気分が良かった。
年をとって、髪が柔らかくなったり抜けたり白髪になったりするのは、
自然現象でしかたの無いこと。
もともと童顔の自分も、髪型でオヤジ臭くなるのもわかってきた。
でも、短い髪は昔のようなクセを出すほど感じを変える。
また、顔がはっきり出るから、年相応より若く見える。
だから年とってくると人は、自然に髪を短くするのだろう。
若干薄くなっても短いと目立たないのだから、
髪質が場所によって変わってしまった人は、短めにする事を薦める。
30代でかなり分布がまばらになってしまった後輩に、
坊主を薦めてみた事があるが、これはバッチリはまった。
眼鏡をサングラスに変えさせたら、ちょっと見かなりの強面に変身。
髪が掴めないほど短いヤツが好戦的だったら、ちょっと逃げるよネ。
(かなり強い可能性が高い:長髪は掴まれたら一発で負けだから、ケンカ慣れしてるように見える)
押しが強くなって女性にも評判が良かったからか本人も気に入って、
以来そのスタイルが当たり前となってしまった。
精神年齢は、身体の老化にはついていけない。
気持は変わらないのに身体がついていかない・・・という事に悩む事が多くなる。
自分より年下が老眼鏡をかけるようになったりすると、バイク乗りとしてはかなり気になる。
ケンタウロスの大将が「ライディング用の眼鏡を作ったら、俄然早くなった」と言ってた。
自分も近い将来、ライディング用眼鏡を用意するようになるんだろう・・・なぁ。
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