上手く回れるコーナーと、どうやっても下手くそにしか回れないコーナーがある。
いつも通る通勤路でも、その二つのコーナーが存在するから不思議。
今日はとてもいい気候だから、思わずネクタイマフラーをなびかせて、バイク通勤をする。
今の極太タイヤは、本当にバランスが取りやすく、相当無茶をしても倒れそうにない。
だったら、今まで怖いと感じるコーナーだって、上手く回れて当たり前なのに、
何故か今日も上手く回れなかった。
私が苦手にしているのは、横浜市役所前の左コーナー。
海から走ってきて左にスタジアムを見ながら曲がる普通のコーナーなのだが、
左側の左折車線からアプローチするのだが、無理矢理3車線にされた入り口で路面が荒れ、
しかも直前で左折する車両がいるからどうしても路肩ギリギリを走る傾向にはある。
しかし、全然倒せない状態になるのは、どうしても理解できない事だった。
今日は、無理矢理倒してみようとアプローチした。
そのコーナーは、コーナー部分が全てスクランブル交差点用のマーキングがされている。
どうやら、無意識にゼブラの上ではアクセルを開けたりギリギリまで倒す事をしないクセが、
身体に染みついている事わかった。
そう倒さず、開けず、という走り方を身体が強制していたようだ。
で、倒してみたら案の定二輪とも滑る。
解っていて滑るのなら怖くない・・・かというとそうでもなく、
やっぱりゼブラに乗って滑るのは気持よくない(笑)
滑るのは嫌いじゃないが、コントロールしにくい滑り方はどうも・・。
滑りのコントロールは微妙なアクセルワークだけでやるが、その時加重の変化はなるべく
起こさないようにしている。
車だと、コーナーの手前でホィールスピンをわざと起こしてから慣性を与えて、
後はステアリングだけでコントロールできるのだが、バイクでそれをやる勇気はまだ無い。
まあ、確実に職場に着く事が一番大事だから、心地よい初夏の風を浴びながら、
のんびり走れば良いのだと、自分に言い聞かせつつ走り抜けた。
H
|