スーツって、実にバイクにむかない服だと思う。
風をはらんで、ネクタイもジャケットもヨレヨレ。
パンツなんて見るも無惨(笑)
若い頃、営業で走る立場なら、よれたスーツも好感度が出るかもしれない。
でも40を過ぎたオヤジが着るには、ちょっと問題あり・・となる。
最近は、ジャケット+ネクタイ+ワイシャツ+カラ−ジ−ンズ+エンジニアリングブーツ。
しかし、ジャケットネクタイで乗ると寒い事(笑)
必然的に、会社にジャケット置きっぱなしでライディング用のジャケットを着るのだが。
今日、ショットのライダースの下にワイシャツ+ネクタイで乗ろうとしたら、
なんだか天敵のライダー達に似ている。
白いジェットヘルなんかかぶったらモロだよな〜と思いつつ走ってみると、
首をネクタイでしめているから、意外に暖かい。
しかし、ビジネスマンスタイルの部分はVゾーンだけなので、
このまま客先に行ったら退かれる事必至。
ガーゴイル(ゴーグルのようなサングラス)をかけたまま会社に入ったら、
「人相悪過ぎ!」と非難集中。
「部長は人相悪いといかんのか!!」と怒鳴ったりはせず、
とっとと革ジャン脱いでジャケット着用。
いつもと変わらぬオフィスに戻った・・・と(笑)
ヘルメットをかぶれば、ぺたっとしてしまう髪や、なんとなく汚れてしまう手は、
オフィスには不似合いで、そんな事もバイク通勤の妨げになるのだろう。
でも、車が多すぎる都会には、バイクって道具は便利に思える。
それを阻むのは、バイク向きでない交通環境と、免許制度かもしれない。
250のビッグスクーターならスーツでもいけそうだが、
営業マンに自動二輪免許を取らせるのはなかなか大変な事。
そして、保険も安くない・・ときている。
ユーザーが増えれば、暗黙の了解も増え、
バイクにとっての環境整備も進むと思うが、
ビジネスユーズにこれだけ厳しいと、多くは望めないのだろう。
きっとこのまま、趣味のモノとして、高価格・高品質化していく道を歩くのかもしれない。
良いことなのか、悪いことなのか、
今の私にはまだ、わからない。
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