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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

重い月曜

世間も自分も、GWのおかげで一日のサイクルが変わってしまい、
今日は無理矢理もとのビジネスサイクルに戻す月曜日。
いつの時でも、連休明けの出勤日初日は、
どうもピッチが上がらないように感じる。

こんな日には、バイクで出勤しない方がいい。
気がついたら海に居た・・・なんて事になりかねないから(笑)。
で、いつも通りにバイクに乗らずに出勤とあいなった。

こんな時、やっぱり気持ちのウォームアップには、何か特別な事が欲しい。
日常が非日常にすり替わっているのだから、強引に方向を変える力がある物が欲しい。
酒でも飲みながらってわけにもいかず、サボったらリハビリにならず・・。
という事で、中国の知人に送ってもらったお茶を開ける事にした。

ここのところブームという事もあって、中国茶の実売価格が上昇しっぱなし。
100グラムあたり2千円以上もするお茶が、アッと言う間に倍以上に上がっている。
(同じ値段の茶を買うと、質がガクンと落ちている、という事)
ゆっくりとお茶を楽しめる茶藝館(中国茶専門の喫茶店)も、客が増えればサービスと
茶葉の質が落ち、とうとう外では中国茶を飲まなくなってしまった。

で、外で飲んだと思って高い茶葉に手を出すようになったのだが、
所詮は日本国内の儲け乗っかり過ぎ価格。
バカらしいと心底思うようになった頃、中国から日本の茶葉価格に
異を唱える人と知り合った。

そんな彼が薦めてくれる茶葉は、125グラムで千円程度の物だが、
抜群の香りと深い味わいが備わっている。
中国の福建省でとれる茶葉は、現地価格で彼に仕入れられ、
それに儲けをのせた価格で売ってくれるのだが、
国内で同等の茶葉を買うと倍から4倍の価格差が出てしまう。

通貨格差が大きいから、と言えば終わってしまうが、
アジア諸国と日本との物価の違いは、やはり大きいのだろう。
そういう国の良い物は、日本やアメリカ・ヨーロッパ等の価値観の違う豊かな国に流れると、
倍々ゲームで価格は高騰し、実体を知る者からは信じられない価格になるようだ。

バイクや車も同じだと思う。
日本の自動車は、彼の地の車に比べれば安いが、
日本から見ればかなり高く売られている。(バイクも)

その地で生産される車両達も少ない儲けで日本に輸入されるが、
日本的にはとても高価に感じられる。
BMWもHDも、現地価格から考えればそんなに高くないのに。
(日本の方が高いと感じられるのは服飾系くらいのものか)

最近、日本の円が強くなって、だいぶ西欧諸国との価格差が気にならなくなってきたが、
その事自体がとても凄い事なのだと、日本人は知らなさすぎると思う。

適正価格は、世界共通ではない。
それが当たり前だから、商売が成り立った。
情報が世界を狭めウェブが直取引を促進すると、そんな常識も崩れるだろう。
それが良いことか悪いことかは解らないが、
偽物は廃れ本物だけが生き残るようになるはずだ。

しかし、本物になるのは、大変なんだよねぇ(笑)

                               H

 
 
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