忙しさに忘れる物-----自分の位置。
-----今の時刻。
-----プライベート。
-----優先順位が低いもの。
それで、失う物の大きさは、イヤってほど承知しているのに、
やっぱり忘れてしまう事ばかり。
いつの間にか、暖かくなって、
雨があまり冷たくなくなって、
木々には新緑が彩られ、
でも、その風景を切り取る事も忘れてる。
忘れる度に失うのは、自分の感性か記憶か・・・。
忘れるから生きていけるとも言うが、
忘れるから進歩しないのも事実。
人生の半分は多分生きてしまった。
いつまでも尖っていられる若さは薄れ、
身体も心もスピードより感触を求めている。
全開で走った記憶があって、満たされる事もある。
知らずに目を背ける事も生き方の一つ。
忙しさで、感性が鈍るのが、
一番苦痛だ。
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