朝、自分で作った自分名の辞令を、自分に向けて交付してもらう。
なんだか嬉しくないものに思える。
肩書きは部長になった。
年齢的には若すぎる。(何故かいつも、若すぎる肩書きを持たされてきた)
案の定、同期の連中は静かに冷ややかに見ているだけ・・・。
誰もが、気がつかないフリを決め込んでいる。
親会社の先輩達は、「おめでとう」と言う。
めでたい・・のかな・・・本当に。
責任が増えただけ。
矢面に立たされるだけ。
名刺の肩書きが、ちょっと変わっただけの事、なのにね〜。
部長の席は、いつも取締役が兼務していて、
もともとの社員達にはまわってこないハズの物。
しかし今回の人事は、老人ハウスとなりかねないウチの会社を守る為、
敢えて社員達にその席をあてがった。
席が無ければ、入ってこれない。
この不景気に、昇進できる事を嘆いてはいけないと、
仲のいい友達は言ってくれた。
確かに、そうかも知れない。
でも、それだけ逃げられないって事でも、あると思うのだが・・・。
嫌っているのは、世間の目。
会社という看板を背中に背負って、
スーツと言うライディングギアを無理矢理着せられる。
例えそれがどんなに苦痛でも、看板の重さが許してくれない。
モーターサイクルクラブの看板なら、
幾ら重くても意地で背負って走るのだが(笑)
20年以上も、スタイルを変えずにやってきたから、
いつの間にか生き方の記号になってしまっている。
ジーンズにブーツ、ジャンパーにジーンズのベスト、
それらは私の、アイデンティティの一つとなっている。
実務は何も変わらないのだから、スタイルもそのままにして欲しい。
すでにファッションで生きる年ではなく、
それ故安物も着れなくなっているのだから(笑)
(42才の誕生日を迎え、無事厄を明けました。←まだ、後厄ですが)
さあ、形状記憶シャツを買いに走るか・・・
(所詮はサラリーマン)
ワイシャツの上に、ライダースを着、ボトムは革パンで締め上げて、
会社で着替えるパターンでやってみるか・・・(面倒だ)
グチッぽい H
|