サイト内検索
AND OR
Photo Essay
Text Essay
Desktop Gallery
Guestbook
Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

パー券

会社が仕事をもらうところに、第三セクターがけっこうあるが、
そこのトップがパー券を押しつけてきた。

「**市長就任10周年のつどい」
と称した、政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティーの、
入場料として1万円払え・・・という事なのだ。

3セクから見ればウチは業者。
業者はゴミとしか見ない役人根性が、天下りの温床3セクに蔓延り、
「仕事出してんだから買え!」とばかりに押しつけてくる。

金額の問題ではない。
そういう体質が気にくわないのだ。
この市長は、もともと建設省の事務次官で、
金丸に後押しされて出てきた、胡散臭いオヤジだ。

市長選の時、キャリア時代の問題点を指摘されて、
取材したテレビ局に難癖つけたのは有名な話。
市民の素朴な疑問に真っ向から応える度量もなく、
それを放送したメディアにクレームをつけるなんて、本末転倒もいいところ。

百歩譲ってその市長の事は良しとしても、自分の資金集めパーティーに、
後援者でもない業者にそのパー券を買わせるなんて事は、
職権乱用としか考えられない。

その市長の政治は、子供を持って働こうとする夫婦にとってはツライ政治で、
無認可保育所に預けて働く女性達からは非難が集中しているのが事実。
だからかもしれないが、そのパーティーには社会党系労働組合である「連合」の
発起人はいても、共産系の組合からは何のコミットも無い。
各党相乗りとか言われても、古き悪しき風習が残っているだけの事、
腹立たしい事夥しい。

「ウチは少なくともメディアを扱う会社であり、親会社はテレビ局である以上、
 政治資金パーティーに金を出すわけにはいかない」とやんわり断りをいれても、
「会社として協力しないのだな」と凄まれる始末。
どうして、キャリアで美味い汁ばかり吸ってきたオヤジに、
地元で地道に商売を続け、税金も納めている業者が協力してやらなくてはいけない?

この国は腐っている。
キャリアとノンキャリアを分けてきた権力者達は、立派な人種差別主義者でしかない。
全ての事に規制をかけ、それによって金を巻き上げ、
それでも土地の値段をつり上げる事で成り立たせてきた日本は、既に終わっている。

高速道路で自分が安全に運転する事が、一部法に抵触していたとしても、
取り締まりにあわなければ問題ない。
メーター読みで300km/h以上出てしまうバイクを販売しておきながら、
自動車より遅いスピードしか許可しないのは、いかにも日本的だ。

徹底的に規制し事故を減らしたいのなら、車もバイクも制限速度+20km/hしか
出せない構造にしてしまえば良い。
そうすれば、誰もスピードオーバーで免停にならないだろう。
それが、法のユニバーサル化っていうものではないだろうか。

してはいけない事を決めるのなら、可能とする物を販売する事もいけない事。
その矛盾を正さない事自体が罪に値しないか?

300km/h以上出てしまうバイクを販売するのなら、出してしまったヤツを捕まえる
べきではない。
アウトバーンのような制限速度無しの道を造り、明確な速度域レーンを法制化して、
走行能力が無いのにレーンを独占した車両を規制するべきなのだ。

個人の能力不足で事故を起こした場合は、厳罰に処す事にすれば、
かえって事故は減るだろう。

「バカは死ななきゃ直らない」と言うが、「バカは死んでも惜しまれない」から、
「バカは死んだら野ざらし」と言い切ってしまえばいい。
それでもバカしたいヤツは、責任自分持ちでやれば良いこと。
そういう考え方が大人の考え方であり、個人のアイデンティティを認めた
成熟した社会であろうと思う。

「国民はバカである」という観点で作られた法律は、そろそろ書き換えたい。
そのように、国民の大多数が考えない限り、日本に未来は無い。
(勉強だけできるバカが、規制する側にいるのだから)

                               H

 
 
サイト内の画像・テキスト等の無断利用・転載は禁じます。
Hisashi Wakao, a member of KENTAUROS all rights reserved. / Web design Shigeyuki Nakama
某若夢話は横浜飛天双○能を応援しています。