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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

若い

会社というところにいると、一年のサイクルを営業年度という観点で見る
クセがついてしまいます。
私の会社は、4月から翌年の3月までが営業年度。
そう、だから今や殆ど大晦日の気分なのです。

忙しいのは当たり前なのに、社長がかわったり辞めるヤツが出てきたりと、
余計な仕事が増えるばかり・・・。
で、今の気分はとても危険な状態になっているのです。

何が?
と言えば、無駄遣いの欲求がとても強くなる事・・・。
そう、私はストレスを解消するのに、食べたり無駄遣いする事で忘れる、
金食い虫の困ったヤツなのです。

久々にKENTAUROSのショップへ出かけたら、倉庫に寝ていた
デッドストックの革ジャン(ショット・ライダース)が数点置いてありました。
おたつさんが薦めてくれた物で、袖の長さと値段の高さで躊躇した物でした。

「良い革ですよね〜」

「38は一番小さいやつだから、あんたに合うと思ってとっておいたの」

「袖が長いですよね〜」

「バイクに乗った時、腕を曲げても手首が出なくていいでしょ。
 少し長い位で良いのよ。 どうしてもイヤだったら、切ればいい。」

「しかし、ちょっと高いナ〜」

「とっておいてあげるから、稼ぎなさい(笑)」

そんな会話をフッと思いだしながら、サイズ38の革ジャンに袖を通してみました。
そう、こんな風に重い革ジャンだったな〜と感じながら、
でも袖を除いてジャストサイズのそれをシゲシゲと見ていました。

「どう? 2万でいいよ。」

「へ?」

「倉庫で寝ていたから、ちょと難がある。 だからバーゲンプライスだ。
 こっちのワンスターは3万、ボンバーも3万だ・・・。」

確かに部分的には、難があります。
しかし、しっかりとした造りと上質な革は、手入れで充分使用に耐えます。
限定品の「ワンスター」はさらに良い物なのですが、同じ38でもちょっと大きいし、
ボンバーはバイク用と言うより冬の街着にいいような、柔らかい革でできていて
今すぐ欲しい、という物ではありません。
(それにしてもショットのボンバーが3万円ですから、やっぱり買いかもしれません)

ショップを後にした時、私の手にはライダースが抱えられていました。


総務の仕事をしていると、どうしても辛いのが人事の仕事。
4月は異動の季節でもあるのです。
その作業は、社員に隠れてする必要があり、余計な気を使う事も多く、
さらに衝動買いの虫が騒ぎまくります。
それに追い打ちをかけるように、自分自身の辞令を作るハメになり、
精神安定度は最悪となってきました。

世間では、昇進はおめでたい事と言われるようですが、
会社の役職は年齢相応という物もあるのです。
私は、後厄に突入する年齢なのに、
おおよそ10年位年を食った人と同じ職位に、任命される事となりました。
思えば、いつも年相応と言える職位にいた事がなく(小さな会社の宿命)、
客先で丁寧な扱いをされるたびに恐縮するばかり。
やっと、年齢相応の仕事ができそうな環境になってきたとき、
やはりまた同じ事が起きるのです。

そして、やっぱり衝動買いもしてしまう(爆)

まあ、衝動買いややけ食いができるだけの給料がもらえているのですから、
贅沢すぎる悩みかもしれません。
仕事をしたくても、仕事自体が無い人が多い今、
昇格した事をぼやいたら殴られてしまいますね(笑)

ショップのショット製革ジャンは、ライダースがサイズ40で2着、
ライダースのワンスターはサイズ38で1着、
ボンバーはサイズ38で1着、というラインナップです。
在庫のみの扱いですから、興味のある人は走るように!
(ボンバーは衝動買いの虫に噛まれている私が、買ってしまうかもしれません。)

最近は、アパレルに強いスタッフが、独特な仕入れで並べているので、
たまに覗くと「何故、ここにこんな物が・・」と思わせるような物や、
ユーズドやデッドストックで安価な物が、さりげなく並んでいたりします。
元町に店を置くという事はこういう事・・・、という一つも形があるようで、
ちょっと覗くだけでも面白いと思います。

元町に訪れる際は、是非訪問してみてください。


どうしよう〜、ボンバー・・・・・・。

                                H

 
 
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