横浜中華街のはずれに、イギリス人がやっているイングリッシュパブがある。
ケンタウロスの大将は、よく客人やメンバーを連れてその店に出かけた。
その当時の店長の名は、ジョン。
気さくなオヤジである。
最近、横浜に出した支店に行きっぱなしで、本店の方はおろそかになっている。
(売り渡した?という噂がたつくらい、一時期、店のメニューや雰囲気が変わった。
実際のところはよく解らない)
最近顔を出してみたら、昔のメニューが一部復活していた。
イングリッシュパブを気取る店は多くても、「キドニーパイ」等の
現地ではよくある物が置いてある店は、実は少ない。
「イギリス料理」と聞いて、***と答えられた人は凄いと思う。
何故なら、これが! という料理が殆ど無いようなのだ。
実際、ローストビーフ?って現地で答えたら、違うと言われた。
じゃあ、何がある? と尋ねると、
「インド料理・中華料理・日本料理・フランス料理・イタリア料理・・・・
何でも揃っているからいいではないか?」
と開き直られる。
確かに、大英帝国。
オリジナルを作るより、奪ってくる方が早かったのかもしれない。
実際、イギリスの普通の食事は、恐ろしく不味い。
ウスターソース味のカップ麺や、酢とカレー粉とチリペッパーとサルサと
ナツメグを混ぜたような不思議な味のスナック菓子、
口が曲がるほど甘い砂糖菓子などが、当たり前の顔をして売られている。
だから、日本のイングリッシュパブの出す現地料理は、絶品だと思える味になる。
(現地の物を知っていると・・・だが(笑))
モルトウィスキーや黒ビールが好きだから、
日本で現地料理(美味しい)がいただけて、雰囲気もそっくりに作ってある店へ
どうしてもなびいてしまう。
今日は週末。
という事で、その店に出かける事にしよう。
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