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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

carry a person off his feet

ブーツを履くようになってもう、かれこれ20年以上になりますが、
エンジニア用のブーツとの出会いは、やはりKENTAUROSでした。

車に轢かれてもケガしなかった・・・、というような噂よりも、
メンバーの履くそのブーツが、とても格好良く見えたのが、
購入のキッカケでした。

当時、KENTAUROSではチッペワ製とレッドウィング製の
ブーツを扱っていました。
チッペワ製にはKENTAUROSのマークが入った特製で、
しかもレッドウィング製より値段が安かったのですが、
そんな事より「革はチッペワの方が良く、保つ。」と言われた事を信じ、
それを選んだ事を思いだします。
(「保つ」という言葉に弱かった。)

15年前で3万4〜5千円だったと覚えていますから、
当時の私には、かなり勇気が必要でした。
が、さすがは安全靴、大した耐久性がありました。
ウェスタンブーツと履き替えながらほぼ3日おきに履いても、
ビブラム製のソールは全然すり減りません。
(カカトはそれなりですが)

いつの間にか、気兼ねなく履けるエンジニアブーツばかりになり、
「それしか、持っていないのか・・・?」と言われる始末。
玄関には4本(チッペワとレッドウィング2本づつ)のブーツが(笑)

安全靴ですから、ちょっとやそっとぶつけても痛くもかゆくもなく、
重さと空港での金属探知器にひっかかる事さえ我慢すれば、
実に良い靴で、とても気にいってます。

この靴はオールソール交換ができるため、
かなり長い間履き続けられる、とは聞いていました。
しかし、当時のKENTAUROSではレッドウィングだけしか
対応していませんでした。

確かに、ヒール交換だけで長期間の使用に耐えるのですが、
それでも交換したい人はいるのでしょう。

強引にチッペワをレッドウィングに出してしまい、
レッドウィング製のソールをつけたチッペワが何足か、
あったとか無かったとか(爆)
(KENTAUROSから「やれ」と言われて、
 レッドウィングの担当者が断れなかった・・・という噂も(笑))

私は強引な事もできず、すり減ったチッペワのソール交換を諦め
レッドウィングを履いていました。
色々な思い出の詰まった2本のチッペワは、
結局捨てられずに玄関の飾りとなっていました。


そんな折り、引っ越しの終了した[NEW SHOP]で、
チッペワのソール交換もできる事になったと聞き、
さっそく2本のソール交換をお願いしました。

15年物と12年物ですから、トレードマークも違うし、
サイズも存在しない(6&6.5)のですが、しっかり綺麗なソールになりました。

長年自分に体重でへこんだ内底は、
すり減ったソールに合わせた角度がついていますが、
捨てられなくて履かずに玄関に投げてあった割には、
全然問題無いコンディッションです。
(捨てなくてヨカッタ〜(爆))

現在、オールドチッペワを履いて会社に通っていますが、
靴に足を入れる時、歩く度、眺める度、
初めてその靴をSHOPで買った時の事や、
バイクという乗り物の持つ危険性の事を大将に教えてもらった事や、
その頃の自分の生き方等を、
昨日の事のように、思いだします。


KENTAUROS "New" Shop : Yokohama Motomachi  

          Text and Photo by H  

 
 
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