|  どこまで出るのか不祥事・・・といった感がある、今日この頃。明らかに作為的なリーク合戦が続いて、昔のうやむやになった事件まで取り沙汰されて、
 神奈川県警をはじめとする警察関係は対応能力の限界を露呈してしまいましたね。
 
 この、後から後から出てくる問題点の告発は、インターネット社会がもたらした
 「組織外秘」無力化のなせる技。
 ネット環境にある人なら無検閲での言いたい放題ができるのですから、
 組織内の問題点なんて言い放題になるでしょう。
 東芝問題も、松屋問題も、その信憑性よりホームページのヒット数に企業が恐れをなすのは、イメージダウンの蔓延でしょう。
 企業イメージが落ちる事は、売り上げに即響くわけですから、下手な風評は命取り。
 黙ってられない症候群は、企業や自治体内部の不正や問題のバラシから、
 個人的攻撃に至るまで、色々な形となって伝染していきます。
 (私の止まらない発言も一種の黙っていられない症ですが(笑))
 テレビでは良く視聴率という物差しで番組の良し悪しを判断しますが、ホームページは視聴数(ヒット数)として実数が出る分、恐ろしいのです。
 例えば私の会社で製作した某電鉄のホームページは、時刻表改訂を載せた1週間であっという間に5万ヒット近くのアクセスがあり、
 ゾッとした事も・・・。
 ホームページのメンテに、マニアのホームページを覗いてチェックしたり(笑)
 ミラーサーバーは組めないと宣う某通信会社(元公社)を脅して、
 ITJに別サーバーを置いたり・・・と、大変な事態になっていました。
 まあ、これだけ生活の中にインターネットが普及してくると、不正や腐敗で美味しい汁を吸っている奴が少数いる場合、
 ほぼ確実にネットでその事実を暴かれる・・
 という事になっていくのでしょうね。
 正論を吐く事を非難できる人は少ないと思いますが、その発言の裏の目的が何処にあるかは、発言者のみ知るという事で、
 その効果が社会現象を引き起こしていくのなら、
 これは既に文化なのかも知れません。
 喋らない事が美徳だった日本的文化は、インターネットという誰もが呟け、知ることができる手段を得て、
 解りやすい自己表現を必要とするアメリカ型文化に移行するのでしょうか?
 まあ、既に他民族化しつつある横浜に住んでいると、それは必然なのかも、とも思います。
 警察の問題のチクリ合戦が終わったら、次は公共自治体のチクリ合戦になるかも知れませんね。
 (何たって、彼らの給料は私たち市民の税金で賄っているのですから)
 なんとも、不思議な社会になってしまったものです。                          by H |