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日記的雑感
 
 

体質2

「一般論として、警察は国民の信頼を得なければならない。
 警察内部のトラブルをすべて表に出して、あえて組織の威信を傷つけ、
 信用を害する害する必要はない。
 警察に限らず、組織には必ずトラブルが起きる。
 警察手帳を紛失したことなどは、すべてを公表すべき性質のものではないだろう。
 
 ただし、警察官の仕事を無にしてしまうような破廉恥な出来事は別だ。
 警察への信頼を維持していくためには、徹底的に真相を明らかにして、
 迅速に調査し、国民にすべてを公表し、反省しなければならない。

 女性を脅迫したことが事実ならば、破廉恥な出来事にあたるだろう。
 だが、上司には不祥事を隠したがるものだ。

 神奈川県警の対応が十分だったかどうかについては、
 今後の調査を待たなければ判断できない。」

  9月6日 朝日新聞 朝刊 
  元警察大学校長 金子 仁洋 氏(桐蔭横浜大学法学部教授) の話として掲載


警察体質を如実に表すコメントと思いませんか?

警察と他の組織は同列に語るべき事なのでしょうか。
公表すべき性質とは何なのでしょうか。

警察は、職務上の性格から、一般人が所持できない武器を持ち、
捜査により個人の情報を知り得る立場のはず。
(力と権力を持っているという事)

その、捜査資料を個人的に持ち出す事は、それだけで重大な犯罪です。
しかも、その資料を使って脅迫する。
それが、どうして警察の中では犯罪にならないのでしょうか。
 
しかも、不祥事として処理され上司に隠されていても、
今まで当たり前にそういう事があったと言わんばかりの、記者会見。
 
警察の上層部は、国家公務員として警察庁から派遣されているはずだから、
どこの警察でこういう事が起きても、おなじような対応をするのでしょう。
 
ただ中央と地方(神奈川)では、世論への反応の鈍さの違いがあるようです。
それは、「捜査の予定無し」とされた脅迫事件や暴行事件が、
立件されるよう警察庁から神奈川県警に指導が出た、という事をみてもわかる事。
指導されなきゃ、自浄努力もできないのかな・・・・。

言われなきゃできない、いや、しなくて良いと考えるのは、
今の若者にも共通する無責任さに、似ています。
そうか、神奈川県警は世間知らずのガキ集団だったのか・・・・。
情けない・・・。

 
そう言えば昔、保土ヶ谷バイパスに現れた280Zの覆面パトカーは、
早そうな車やバイクの後ろにピタリと張り付いて、パッシングや蛇行をして煽り、
引き離そうとスピードを上げたところで、赤灯つけて取り締まる最低のヤツでした。
 
仲間でもかなりやられたヤツがいて、ゼットに煽られたら絶対逃げるな、
というのが常識となっていました。

自分達の違法行為はそっちのけで、検挙数だけ上げれば良いと考える体質は、
昔からの伝統でした。
例えば「盗聴事件」の時の知らぬ存ぜぬ全員バックレ状態を見ても、解る事。
 
今回の事だって、やっていい事と非常識だという事の区別がついていないのです。
不祥事は上司に隠したがるもの?
元警察大学校長としてのコメントとしてあまりにお粗末。
 
これは世間様では犯罪に相当するから、上には黙っていましょうね・・・、
で済ませている体質に嫌悪を示す人が、警察官の中にも多くいて欲しい。

今回の一連の不祥事は、あまりにタイミング良く続きすぎるのは、
そうした握りつぶされてしまう情報を、リークした人間がいるって事かもしれません。

だとしたら、頑張れと言いたい。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、というもの。
淘汰されるべき事は淘汰されなくてはいけません。
もう少し続くかも知れない神奈川県警の不祥事、当分注目です。

                               by H

 
 
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