|  円高が進んでいます。とうとう1ドル110円を切り、インターネットバンキングはアクセス不能に
 なるほど、個人の小口商売が動いています。
 
 インターネットに繋いで、クリック一つで外貨が売り買いできる事は、
 情報時代のなせる技。
 日本円の預金金利が、他行のATMを使うだけで無くなってしまう程の水準では、
 預金しておく意味がありません。
 今まさにバブルを迎えているアメリカはその関連通貨とともに高金利をつけ、
 預金だけを考えると魅力的です。
 
 事実、日本の10倍以上の定期預金金利がついていて、安定したレートである
 ならば、現金を必要とするとき以外の貯蓄としての運用には、適当です。
 私も小金をドル建てで貯蓄しています。
 
 ただ、こう円高が進むと為替差損が発生してしまいます。
 1ドル10円違ったら、もう金利なんて意味ない程差損が生まれます。
 だから、長期の貯蓄として考えるか、為替の流れを考えて1ヶ月定期で
 円への転換時期を考えるか・・・という事になるのですね。
 
 円高ですと、輸入品が安くなります。
 バイクや車もそうですが、パーツ等はもろにその影響を受け、
 大量在庫できる店が安く仕入れ、その都度発注する小さいショップは
 さらにその差を広げられ・・・。
 
 一時期100円を切った頃、アメリカ製のランドールというナイフを、
 5万8千円で買えた事がありました。(M-1 8インチ レザーハンドル)
 円安の時期には平気で10万円以上の値をつけていた物です。
 ショックやサスにも同じ事が起きているようで、オーリンズなんかは倍近く値段が変わったと後輩が行っていました。
 
 とりあえず、現在一番短期の金利が良い通貨は、香港ドルのようです。
 香港ドルはアメリカドルと連動しているので(国単位で調整している)
 中国が連動(ペッグ制、といいます)を止めない限りは安全ですが、
 中国元ですら危なくなってきているので、長期貯蓄には疑問があります。
 
 ただ、香港の場合は税金等がかからないためか、通貨の売り買いにかかる手数料が
 他の通貨に比べて安いのです。
 (アメリカドルの場合は売り買いに2円の差がでます。)
 それ故通貨レートの変動が小さくても、売り買いによる手数料による差損が小さく儲けやすい通貨だと言えるのです。
 
 アメリカが本格的にインフレに入り、日本は逆に物価が下がるようになると、
 相対的に円高が進むわけですから、日銀の仕掛ける協調介入の目安レートを
 予測する目がないと、為替差益を出すのは難しいのです。
 だから、広告に踊らされる人には、「外貨を買ったら貯蓄しなさい」と言うようにしています。
 1・2ヶ月の乱高下を目論んで為替差益を出せるのは、天才的なトレーダー
 だけなのですから、情報に惑わされて無意味な売り買いをしてはいけないんですね。
 
 でも、目の前で5円10円とレートが変わると、夜中でも銀行のホームページ
 にアクセスしている人が多く、レート確認(銀行価格はそれぞれの銀行が出します)
 さえできない始末。
 塵も積もれば山となるので、一般小口預金者をどう煽るかによっても、為替レートは動く時代になっているのかも知れないですね。
 今月の23日から香港に行く事になっているので、一瞬香港ドルを買っておこうかと考えもしたのですが、そこまでの読みができないので、高金利の定期は作れずに・・。
 (1ヶ月で3.2%もつくんです)
 パーツや輸入車は外貨で売ってくれたらいいのに・・、と思う今日この頃。
 (為替の自由化で、やっても良いはず)
 そんなディーラー現れませんかね?
 イタリアリラだったら、もう無茶苦茶な乱高下していますから、ドカもフェラーリも安く買える可能性が高くなるはず、なんちゃって。
 日本の車両価格は、為替差損もマージンに入れているせいでしょうけど、
 高すぎると思いませんか?(正規ディーラーは、儲けすぎていると思います)
 価格が似たような物になって初めて、外車が選択肢になると思いますね、
 私の場合。(貧乏ですから(笑))
 by H
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