|  中央高速を気持ちよく駆け抜けて、ワインディングを気持ちよくスラロームして、八ヶ岳の麓にある、甲斐大泉という所へたどり着きます。
 
 ここには、「アフガン」というペンション兼カレー屋があります。
 知る人ぞ知る有名な店で、マスターが自分で買ってきたスパイスを使ったカレーは、
 少し黒めのスパイシーでコッテリしたもの。
 遠く東京あたりからも、わざわざカレーを食べるだけのためにやってくる人が多く、店の前には他県ナンバーの車やバイクがずらっと並んでいます。
 
 私が好きな一品は、「ベーコンカレー」
 皿に盛られたご飯の上に厚いベーコンが、ご飯が見えないようなサイズでドンとのって、
 それだけでもご飯が食べられてしまいそうです。
 その上にマスター特製のカレーをかけて食べるのですが、結構なボリュームと味で来たかいがあったと思わせてくれます。
 (ここ数年行っていないので値段は不明です。
 でもそれなりのお値段だったような記憶があります。
 2000円以下だったような・・・。)
 辛さは3段階位の分け方をしていたと思いますが、辛いやつをたのむとかなりのもの。胡椒等で無理矢理辛くせず、スパイスで辛さを出しているので、
 頭のてっぺんから汗をかく事はありません。
 スープもしっかりとれ、材料を煮崩しているのでコクもあり、イギリス型カレー(ドロッとしたタイプ)の、一つの完成形と言えるかもしれません。
 横浜から八ヶ岳へのツーリングは、日帰りがきく近場の部類ですが、
 山越えすれば蓼科方向へも行けますし、佐久を回って軽井沢に抜けても良いので、
 一時期よく出没しました。
 仕事が忙しくなってからは、特別なゲストを連れていったり、ツーリングの集合解散地としたりして、年に1回程度しか行かなくなりましたが、
 「アフガン」は今でも行きたくなるお店です。
 (最近は忙しくて、疎遠になっていました・・・(涙))
 「アフガン」のカレーを思いだしたのは昨日、
 20年来の友達がメールをくれた事がキッカケでした。
 彼はある日サラリーマンを辞め、フリーライター兼家具作家として身を立てたいと、
 突然八ヶ岳に移り住んでしまった人で、
 彼と彼の妻と僕とは、同じ学校の同じクラブの仲間でした。
 
 何だか波長があう奴で付き合いが続いているのですが、
 さすがに横浜と八ヶ岳では日々会えるわけでもなく、
 便りが来る時は特別な事がある場合になってしまいました。
 それなのに突然のメール。今年の頭に出した年賀状にアドレスを入れておいたから、残暑見舞いをくれたのです。
 嬉しいものでした。
 懐かしさもあって、久々にバイクで行こうかな〜と思ったら、次に浮かんだのがカレーの味。
 やっぱり私は、食べ物の味で場所を覚えるクセがあるようです。(だから、体重が増加する・・・(涙) )
                           by H |