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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

秋刀魚

この前紹介した市場食堂に、またもや出没してみました。
いつものように、安っぽいドアを開けて中に入ると・・・・煙い。
 
なんで、こんなに店の中が真っ白なんだ?と思っていたのですが、
タバコの煙にしては匂わないし、誰もがメシ食う事に一生懸命でのんびり喫煙している
様子もないのです。
 
まあ、冷房の効いている部屋だから、ドア開けて換気するわけにもいかず、
慣れるのを待つ事に・・・。
 
で、メニューを眺めていてハタと気付きました。
目に入ったそのメニューには
「入荷!! 秋刀魚定食 」と書いてあるのです。
 
そう言えば店の中には焼き魚の匂いが・・・・。
市場の人達ですから、旬のものには目がないのでしょう。
よく周りを見てみると、3分の1位の人が秋刀魚定食を食べています。
市場で旬の魚を食べるなんて贅沢は、この店ならではの事なのでしょうね。


「秋刀魚定食」で思い出すのは、関内(横浜市中区)にある「千明」という店。
ここは、夜は飲み屋なのですが昼は定食を出すところなのです。
まあ、こういう店はよくあるパターンなので、「だから?」とか突っ込みたくなる
でしょうが、名前を出すだけの意味はあるのです。
 
実はこの店、量が半端じゃない。
それも、おかずの量が・・・・・。
 
半分肉体労働の私達は、食事に要求されるのは1にスピード2にボリューム、3・4が
無くて5に味ってところなのですが、「千明」はその殆どをカバーする珍しい店なのです。
 
私はそこの店では「天ぷら定食」(これとて、小振りのエビ天が皿に所狭しと載る
大した量なのです)をたのむのですが、スタッフに加わっていた女性が「秋刀魚定食」
をオーダーしたのです。
スタッフ一同異口同音に、量が半端じゃないからヤメろと忠告したのですが聞き入れず、
結果皆の楽しみとなってしまいました。
 

出てきてビックリ。
皿(直径20センチオーバー)に載りきらない秋刀魚が2尾、
小鉢が2つ・香の物・みそ汁・丼飯が、ズドーンと登場です。
 
さすがに皆、彼女がダメなら分ければ良いと腹をくくって
ペース配分を考え出した時、その彼女が一言

「私、秋刀魚大好きなんです。 2尾なんてぺろっといけちゃいま〜す。」

と言い放ち、本当にぺろっと食べてしまいました。(オイオイ、マジかよ・・・)


ちょっとだけ秋の味覚が楽しめると思っていた他のスタッフは少し恨めしそうでしたが、
自分で秋刀魚定食をたのんだら、食いきれない量だったという事もわかって、
ただただその女性の大食らいに呆れていたと・・・・・。

 
秋だけ売る季節限定ビールが出たり、秋刀魚が魚屋に並び出すと、
もう秋なんだな〜と思います。

                                by H

 
 
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