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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

夏休み最後の日

この日、マスコミは夏休みの宿題の話題を取り上げますが、
宿題って物から遠く離れてウン十年。

今だに学校が宿題出しているか確かめる術もなく、ただ「宿題が・・・」という
コメントを聞くにつけ思い出すだけで・・・。
 
思えば、締め切りのある仕事は、いつも宿題負わされているようなもので、
後何時間ある・・・とか自分に言い聞かせながらの作業に従事(笑)しているのです。
 
家族持ちなら、子供の宿題の手伝いをやらされる日なのかも知れませんが、
そんな事もなく「明日から道が混むな〜」と思うだけで・・・。
 
自分的には宿題は貯めずにやる(やらされる)たちだったので、
この日はあまり友達が遊んでくれない日としか、認識がありません。

友達は皆、田舎に行っていて、宿題なんかしていないからそうなるのであって、
私は生まれも育ちも横浜の人ですから、何処にも行く所が無く友達がいなければ、
家で宿題やるハメに・・・。


「すいません、ちょっと話、あるんですが・・・」

「何?」

「会社辞めたいんで〜」

「え?どうして?」

「何となく・・・。」

「何となくじゃ解らないんだけど?」

「イヤなんですよ、何となく。 仕事もつまんないし〜」

「解った。 で、ウチを辞めて次は決まっているの?」

「いや、まだ・・・。 とりあえず、退職金もらって、失業保険が切れるまで遊んで。
 それから考えます。」

「この不景気で、そういくかね?」

「だいじょぶッスよ、どうにかなりますから・・・。」


大人になって仕事をするようになれば、夏休みが無くて宿題だらけ・・・。
でも、それが当たり前だと若い人達には感情的に理解できないようで、
3〜4年経つと学校を卒業するように仕事を変えてしまったりするようです。

ここら辺が、6・3制の生活リズムなのかもしれません。
だとしたら、やっぱり教育は恐ろしいって事になりますか。

仕事は、つまらなくて他人が嫌がる事だから、お金がもらえると考える事もできなく、
飽きたら次の仕事を探せばいいと、楽にその日暮らしを選べてしまう。
それは、何でも揃っている時代に生まれ、要領よく点数を稼げば良しとされる教育を
受け、困る事を知らずに生きているからなのでしょう。

 
日本はアメリカの10年遅れ、なんて言う人が知り合いに居るのですが、
これは文化や常識という部分を指してのコメントなので、
なるほどと思う部分があったりします。
(10年前にアメリカで社会問題になって報道された事が、日本で起きたりすると
 信じざるを得ないのですね。
 フリーセックス問題なんかは、まさに今当てはまっていると思いませんか?)

だらしない格好で授業を受けるアメリカ人達を見て(ニュース映像等を)、
教育を受ける態度じゃないと私は感じたのですが、
最近の学校ではそうなって久しいと、教師をしている友達が言っています。
そういう部分も、だんだんアメリカナイズされてきた、と言うべきか・・・。


アメリカの教育を取り入れた(入れさせられた)日本は、
男女平等・国民総中流階級、的な教育をし、その上点数による偏差値差別化を進め、
学歴社会を作りあげてきました。

男女平等なら、先生と生徒も同じ人間同士で平等、親も先輩も同じ人間だから平等と、
何でもかんでも同等の権利を主張する。

ところが権利は義務の上に成り立つものであり、
社会は決して平等で無い事を、社会に出て初めて知らされるのです。

良い点数を取り、何十倍もの倍率をすり抜けて、やっとの思いで入った会社で、
自分が蹴落としてきた能力の無い人達の所にセールスに行かされる。
こりゃ、自己矛盾に陥りますよね。


アメリカで、バイクが一部のマニア(ライダー)に受け、彼らのためのバイクだけが
生き残っているのを見ると、日本も中途半端な排気量のバイクは淘汰されるのでは、
と思ってしまいます。
原付・250・リッター車だけになっていたりして(笑)
 
そうすると、免許制度も変わるでしょうし、バイクに乗る人口もぐっと減って、
メーカーの数も変わっていたりして・・・。 

そして、台湾や中国、韓国等のアジア諸国から、今の日本のバイクメーカーのような
元気満々のメーカーが生まれ、気がつきゃ日本製バイクは数える程・・・。

「日本人は日本のバイクに乗れ!」なんて運動が始まったりして(爆)
 
でも、アメリカを見ていると、あり得ない話でもないかと、思うんです。
 

まあ、バブル弾けてから社会や文化の変化が遅くなりましたので、
そんなにすぐ変るとは思いませんが、自分がリタイヤして悠々自適に余生を過ごそう
としたときには、若い頃憧れていたバイクをレストアしておいて、
マイペースで乗りたいと思うのです。

バイクは若い頃、私の「夢」そのものだったのですから。


                               by H

 
 
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