どうして?と疑いたくなるほど、この時期には民族大移動がおき、
横浜の道はガラガラになります。
ところが、私の会社がある中華街へは観光客が続々と・・・・。
やっぱり休みだから、その時に一気に何処かへ行くのでしょう。
しかし・・・。
横浜に何代も住んでいるからなのか、お盆といえば7月にするもの
という事ががしみついていて、迎え火と送り火は欠かさず焚いて、
先祖の供養をするのは学校の休み前。
8月は友達は皆田舎へ行ってしまい、そうじゃない子たちも旧盆の頃は
横浜から消えてしまうのが常でした。
人気が少なくなるのが8月だと思っていたのに、
何故か今年は横浜の観光スポットだけ人が多いように感じます。
安・近・短と言われるように、近場で休みをこなそうというのか、
横浜ナンバーの車さえ集まってくるのです。
大学生の就職率が6割程度と発表されるほど不景気なのに、政府は「景気の底を打った」
と言い、円もそれに連動してかなり高い水準に推移していますが、
庶民のボーナスはどこも目べり。
だから、せめて豪華な食事くらいって事なのでしょうか、どこの中華料理店でも観光客
が派手目の料理を机にならべて、騒いでいます。
土地の値段に支えられた日本経済は、土地の値段が下がりだした時点で終わっていたのですから、
今更昔の感覚で何をしても無駄な事。
生き延びていくためには、燃費の良い原付2種あたりに乗って、
無駄な出費を下げればよいのに、どうもそういう気運は起きそうにもない(笑)。
もっとも、道路が一面カブやスクーターだらけでも、台湾みたいで恐い物がありますが。
日本は自動車を売って大きくなってきたような国ですから、どうしても自動車には甘い
体質があるように思います。
交通法規も自動車中心なら、保険も自動車メイン。
大型四駆用に新しい保険を作ってしまったり、二輪車を無視した法律を作ったり・・・と。
若者も、家が買えなきゃ車で贅沢とばかりに、高価で燃費の悪い車を競って買い、
そのおかげで関連業種もどうにか潤っていくのでしょう。
(ガソリン会社も潤うでしょうし(笑))
なのに、燃費の悪い車にはより高い税金を課すとか、もっと大量に排ガスを撒き散らしている
大型貨物車を取り締まらずに二輪車に厳しい規制をかけるとか・・・。
(排ガス規制を批判するつもりはありません。 ただ、排ガスの数値ばかりを問題にし
その量についてはあまり規制しない事は、不公平だと思うのです。
また、その数値で税金を増額するのでなく、数値が良い車を減額してやれば良い事。
そうしないのは、実質増税を狙っているからだと、思います。)
自動車保険の勉強をしていると、2輪車はいかに軽視されているか、良く解ります。
盗難保険はかけられない。(一部引き受けてくれる会社も、条件付きでありますが)
車からの車種変更は受けつけない、等・・・・。
現在の交通事情で、任意保険をかけていないで車両に乗るのは、
事故にあった時を考えると自殺行為に等しいのに、
保険会社も事故が起きやすい車両と認めている二輪車には、
幅広いサービスが受けられる保険が存在しないことは、どういう事なんでしょうか。
(乗るな、所有するなって事?)
社会全体が、二輪車に乗るのは若い頃の一時期と決めつけているのか、
二輪車の存在を邪魔な物として捉えているのか、と疑いたくもなってしまいます。
大きな荷物を積まないかぎり、皆カブに乗って移動したら、
渋滞だって結構解消するでしょう。
街がスクーターだらけになっても、いいじゃありませんか。
若者がバイクに乗らなくなったというのは、社会のそんな反応を見ている事と、
楽しみを見いだせない事だと思うのです。
4大メーカーがある日本なのに、その製品に対する愛情が薄いのは、どうにも理解できない事です。
もうバイクだって、立派な日本の文化だと思うのに、
社会構造がなにも変わらないのは、やっぱり寂しいなあ・・・・と。
変えようとする若手が育たないから、ダメなのかな・・・・と。
バイクに乗ると、一日が楽しくて、
ずうっとハッピーでいられるのは、私だけなんでしょうか。
自分の身体が飛んでいくような、束縛されない時間をくれるもの。
まさに、自由というものを体感できるもの。
どこでも、いつでも、行きたいところへ連れていってくれるもの。
そう、誰もが思うものでは、ないんでしょうか。
もし、違うのだとしたらバイクは、
一部の人達だけのものになってしまっても、しかたのない事でしょうね。
by H
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