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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

天変地異

真昼の太陽が突然光を失う。
黒い太陽はいつもは見えないコロナを輝かせ、しかし、地上はかなり暗くなるという。
 
世紀末の皆既日食は、インターネットで中継される時代になっていました。
昨日、夕刻よりイギリス・フランス・ドイツ・オーストリア・ルーマニア・・・と太陽
を追いかけるように9カ所での観察映像を見ていましたが、やはり皆既日食になった
瞬間はとても神秘的でした。

マニアは、それを追いかけて海外へ出かけ(3千名を越えたとか)、フランスでは
コンコルドに乗って通常の3倍近くの長い間日食を見るツアーも行われました。
(日本円にして20数万円のチケットはあっという間に売れてしまったそうです。)

「恐怖の大王って、これだったんじゃないの?ヨーロッパで見れるものだし」と
友達が笑って言っていましたが、確かに昔の人にとっては太陽が隠れるのは天変地異の
始まりととられたかもしれませんね。
 
恐怖の大王は、テポドンじゃないか・・・とか、実際の天変地異が起きるだろうとか、
色々想像するのは結構な事ですが、危機管理という観点ではどうしても今の体勢では
今ひとつ不安があるのは、しかたがない事です。
何故なら、日本は戦争を永遠にしないと宣言した国であり、建前的には軍隊を持たない
ように憲法に定めているから、ですね。

だから、安保条約を結び、アメリカの核の抑止力の下で安穏としているわけで、
実質アメリカの占領下にあると言われれば、そうなのかも知れない状態ですね。

だから、軍備をしろと言うわけではなく、戦争の無い軍備のいらない世界を作るために
努力する事を怠ってはいけないと、国民全体が思う必要があると思うのです。


それなのに今の日本は、加速度的に増える違法入国者の管理に業を煮やしての事か、
はたまた仮想敵国の工作員に対する検索精度を上げるためなのか、
国民に総背番号制をひき、盗聴をし、
全国民の管理をしようとやっきになっているようにも、感じます。
 
もともと、この国は管理する事が好きで、銀行や保険会社はもとより煙草・酒・塩・米
などの生産販売管理(現在は自由化した、と言うが)など直接的に影響を及ぼす事から、
許認可という制度でありとあらゆる物に規制をかけてきたのは、周知の事実。

それでも、一般市民への管理は各省庁ごとの事業によってだけの管理だったものを、
全数統括で管理する方向へ方針転換したくなってきたのでしょう。

所詮、国を動かす立場にいる人達の傲慢さ、差別的指導、お手盛り感覚は
無知な国民を管理するという発想にしかならないのでしょうが。

建前的には、社会保険料の徴収漏れを防ぐ、だったり、税収の安定化だったりするのですが、
どうにもそれだけの意味では無いようにも感じられてしまいます。

何故なら不特定多数の人間をサンプリングし、その人間がどこの誰で何をしているかを、
要所要所でチェックするような、隠れた検問所の類が増えてきているから、
そう思ってしまうのです。

例えば、Nシステム(ナンバー検索システム?)という通行車両の全部を自動的に
ナンバー検索し、手配車両は走っているかぎり必ず捕まるようにシステムが構築されいます。
高速道路上にいる限り料金所と道路上でこのシステムが、全ての車両の前面を読みとって
ナンバーと乗っている人間を記録しているのです。

導入されはじめた頃は、東京都の一部にだけ設置され、東京に入る人間出る人間の
チェックをしていたようですが(車両使用者のみ)、現在はどんどん増える方向で
設置されています。
(まだ、県警単位での導入のようですが、県警ごとの内部資料が無いので、
 どの県がどれぐらいの設置を果たしているかは、報告できません。悪しからず)

一応警察は、このシステムを速度取り締まり等には活用しないと、発表していますが、
殺人死体遺棄事件で料金所のカメラが犯人の車両と顔を撮影していた結果が、
逮捕の決め手になった事は記憶に新しいところです。(鶴見の運河で死体が揚がったやつです)

この上、Tシステム(トラベルシステムとも言われています)という車両検知システムが
やはり車のナンバーを読みとって、ポイントごとに同じ車のナンバーをソートし、
それによって交通の全体速度を割り出しています。
そのため、どこそこまで**分という表示が出せるのだと言われていますが、
これとて、スピード違反の取り締まりに使うつもりならば、充分その役をなすわけで、
そこまで管理しなくちゃいけないのか・・・と、けっこうあきれた状態ですね。
 
確かに、カーナビへの情報や道路サインへのデータとしても重要ですが、
昨今の国民総管理化への動きを見ていると、邪推のひとつもしたくなるというもの。
 
そう言えば、日本人が外国へ行く場合、多くの国ではビザも無しで入国できたりする
のですが、逆に日本へ入国する場合はかなり厳しいと聞いています。
 
鎖国制度を採ってきたおかげで、侵略を少なからずまぬがれてきたとは言え、
客観的に見れば不公平な事。
それは、日本の経済を守る上でも有効だったのでしょうけど・・・・。

後輩が外国人と結婚したのですが、配偶者への長期滞在ビザがなんと10ヶ月近く交付
されず、なんだかお祝いの時期を逸してしまったりする現実は、今の時点でも山ほど
あるのです。
 
まあ、それだけ日本で稼ぐと儲かるって事なのでしょう。
だって、東南アジアでは一月4万円あれば充分に暮らしていけるのですから。
(外国人価格ですよ。現地人にしてみればもっと安いのは当たり前。
 一月あたりの金額は、ケンタウロスの旅人ミッキーからの情報です。
 彼の旅日記は、http://www.kentauros.com/でチェックしてください。)

そういう意味では、バイクは警察からみたら厄介な存在ですよね。
車両前面では必ずしも誰がどの車両に乗っていたかは、なかなか特定できないですからね。

だから背中に派手な看板背負ったり、ごついプロテクターをつけたり、オリジナルペイント
のヘルメットを被ったりするのは、警察から見れば有り難い事なのかもしれません。

でも自己主張は止められませんが(笑)

                            by H

 
 
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