アルコールはアメリカでは、ドラッグ以上に悪い物として認識されていると聞きますが、
日本ではコミュニケーションツールとして扱われていますよね。
ただ日本人には、酒を飲むと赤くなる(オリエンタルフラッシュ)タイプの人が
かなりいて、しかも奈良漬けを食べただけでだけでた酔うという人までいます。
これは、アルコール分解酵素が無い、等とよく言われていますが、
確かに体質というものはあるようですね。
私は、個人的な物差しとして、1センチ級・3センチ級・10センチ級・ざる・管、
と分けています。
1センチ級はビールコップ1センチで歩けなくなる人、
3センチ級はウィスキー2フィンガーで充分な人、
10センチ級はボトル半分はいっちゃう人、
ざるは酔うけどいくらでも飲めちゃう人、
管は酔いもしないで止めどもなく飲む人と、
規定しています。
私の場合は3〜10センチ級といったところで、体調次第で飲める日と飲めない日が
あるってとこですか。
ただ、私の場合、酔うと白くなるタイプなので、酒では辛い目をみました。
学校時代は体育会系だったので、所謂潰すまで呑ます歓迎会の洗礼をうけ、
白くなっていれば「まだ酔ってない」とばかりに
寿司の飯台にごちゃ混ぜの酒をつがれ・・・。
今までで一番強かったのはその頃で、日本酒一升五合を呑んでまだ呑もうとする私を、
先輩が止めていた・・とか。
ところが、バイクで通学するようになって、飲酒で免許を無くしたくなかったせいもあり
飲むのを止めたところ、全然飲めない体質になってしまったのです。
社会人になって、最初に入った会社では、社員旅行と称してバスに乗った瞬間から
帰り着くまでひたすら飲まされるドリンクマラソンを強要されました。
これが、社会人の飲み方か・・・と、呆れながら。
でも、こういう飲み方は、キライです。
だって、美味しくないですからね。
朝、みそ汁の横にお銚子がついているなんて、2度と味わいたくない(爆)
酒好きな人もタイプがあるようで、酔えれば良い人と味わいを楽しむ人がありますね。
しかし、酔えれば良い人は、いわゆる質より量のタイプですから、
安酒を浴びるように飲んじゃうのですね。
(酒屋曰く、尿瓶タイプのボトルを買うやつら)
で、私は当然これにはついていけません。
自然とそういう人達とは飲みに行かなくなるのですが・・、
ちょっとだけ美味しい酒を飲みたい人って、実は少ないみたいで、
気がついたら一人で飲みに行くパターンに陥っていました。
男一人で、酒を飲みに行くのは、これはこれで難しいのです。
どんな店で、何を飲むか?
これがいつも悩むところ。
で、はまったのがカクテルでした。
オーソドックスなカクテルを色々な店で飲んでみると、
その店のキャラクターが解って面白いんです。
最初は、マティーニでやってみたのですが、
これはジンのストレートを飲んでいるようなものですから、
五杯も飲んだら動けません。
バーに入って、一杯だけ飲んで出るのは、
「二度とこの店には来ません」という意味だと聞いていたので、
どうしても二杯は飲むわけで・・・。
飲み比べだと三軒くらいは行きたいじゃないですか。
だから、行きつけのバーで相談したら、薦めてくれたのが「マンハッタン」でした。
これもオーソドックスでシンプルなもので、しかもウイスキーベースなのであまり
足にこないのです。(ジンは何故か腰下だけが酔うので、歩けなくなるんです)
以来、初めての店ではマンハッタン。
色々飲みました。
最高と思えたのは、「ミッチャーズ」というバーボン(50.5%)ベースにマルティニ社
のベルモットを使って作ったもの。
どちらも単体で飲んで美味しい酒ではないのに、カクテルになると信じられないほど
美味しいのです。
これを教えてくれたのは、湘南の七里ヶ浜にある「JJモンクス」というお店でした。
ここは、ベランダもある小洒落た店ですが、さすがにすぐ上が高級住宅地。
置いてある酒の質がよく、珍しいものもさりげなく置いてあったりする、粋な店。
不味い酒を美味しく飲むために始めたカクテルなんですから、美味しくならなくては
意味がないとマスターは言っていました。
色々勉強させていただくうちに、彼が中華街の「ウィンドジャマー」という店で修行
した事がわかり、そこでも同じマンハッタンが飲める事を知りました。
以来、そいつが飲みたくなるとそこへ出かけるのです。
が、つい最近行ったところミッチャーズが入っていなく、飲めなかったのです。
飲めないと飲みたくなるのですが、ミッチャーズというバーボン自体が入手困難で、
ちょっと悩んでいる状態。
まあ、メニューにはミッチャーズが載っているのですから、そのうち入るでしょう。
と楽天的に構えています。
今日は週末、久々にマンハッタンツアー、やりますかね(笑)
by H
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