「じゃんけんして、負けた奴が買いに行く!」
という事でじゃんけんに加わった者4名。
以前に「奢るから買ってきてくれ」と提案した人間が、じゃんけんに負けて
買いに行ったとかで、どうしてもその雪辱を果たしたいらしいのです。
結果は私の負け。
ハンバーガーは一人二個までというオーダーで、買いに行きました。
ハンバーガー7個、500円でお釣りがくるのです。
ちゃんとした紙にくるんで、紙ナプキン一緒に大きな紙袋に入れてくれて
500円しない・・・。
人件費まで考えたら、一個あたりの儲けってあるのだろうか、と余計な心配
させてくれるほど安いのです。
アジア諸国に比べれば、日本の外食の単価は高すぎます。
外食するのは、裕福な証拠だった日本と、家で作る余裕がない国々とでは
比べる意味が無いのかもしれませんが、日本は物価が高すぎるように感じます。
最近、若い世代の二輪車離れが進んでいると聞きますが、
それも、バイクが高すぎるから、なのかも知れません。
例えば50ccロードスポーツは、30万をちょっとかける程度の定価で、
高校生がポンと買える額ではありません。
私が初めて乗ったバイクは、ヤマハのRD系50ccでした。
クラッチを上手く繋げられる事が、仲間内でも自慢できる技だった事、
今でも懐かしく思い出します。
そのころの50ccは、ひたすらバイトに励めば新車でも買えるくらいの値段。
そして、3ナイ運動真っ盛りの中、学校に黙って免許を取る
(免許取ると学校によっては免許を取り上げられた)か、
無免許で原付に乗る。
それが、がんじがらめの高校時代の、自由へのキップだったように思います。
今は、どこにも娯楽があふれ、バイクに乗らなくたって、
楽しい事は簡単に手に入るのですから、バイクも趣味のひとつとして
とらえられているのでしょう。
思い出せば、原付を手に入れたのは、安かったからでした。
可能ならもっと大きいバイクが良かったのです。
タンデムもできるし・・・。
高速道路では、車より早いバイクも80キロ制限。
タンデム不可で料金だけは車と同じ。
しかも、免許取得後すぐには、タンデムもできない・・・となると。
便利な足としてはスクーターの方が安価で手頃。
バイクはより自分だけの趣味として位置づけられてしまっています。
バイクの走りやすい道、法整備、社会環境、社会通念が揃っていかないのは、
このユーザーの減少も一つの要因となっているのかも知れないですね。
ユーザーが減れば、メーカーは苦しくなり、モデル数は減りモデルシェンジ
もあまりしなくなる。
そして、排ガス規制で国内では販売されなくなるバイクもかなり増え・・・・。
気がついたら、ハーレーみたいなメーカーしか残っていなかったりして(笑)
原付とスクーターと大型バイクしか無くなったら、現在の大型二輪免許も
扱いが変わってしまうかも。
やっぱり、バイク人口が減ってしまうのは、交通環境を整える上で不利に
なることですから、私達ライダーにとってもあまり良い事ではありません。
メーカーさん達の、魅力的な(製品的にも価格的にも)商品構成と、
販売戦略に期待するしかないんでしょうかね?
一バイク乗りとしては、あまりにできる事が少なすぎる、と思います。
by H
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