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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

海の日

気がついたら休日になっていた7月20日は、
休日になるまでは学校の終業式がある日でもあり、
子持ちの人間にとっては家族のためにと、構える日でもあり・・・。

でも、横浜にとっては夏を告げる日でもありました。
何故かと言えばそれは、花火大会が催されるからなのです。

今年は開港140周年を迎える事もあり派手な花火も期待できそうですが、
バブルがはじけて以来どうしても規模が小さくなりがちで、
今年は8000発の打ちげだとか・・・。

今日の花火大会は、例年関内駅から山下公園までぞろぞろ見物客が並び、
山下公園に辿り着く前に花火が上がってしまい、もうそこら辺で座って
見物してしまう人も多数と・・・・・。
なかなかの賑わいぶりなんです。

ちょっと眺めの良いビルでは、その会社に入っている会社員が窓に並び
山下公園の芝生では明らかに接待目的のブルーシート組も多数。
でも、しっかりグラスまで用意して、キリっと冷えた白ワインでも飲みながら、
ズドーンという音と頭上に広がる花火を見る。
これ、かなりの贅沢なんですね。
(接待する側は、朝から場所確保して飲み物食べ物用意して・・。
 何かに似ていると思えば、花見と一緒ですね、これは。)
 

で、この日ばかりはバイクとて、横浜の山下公園あたりには近づけません。
当然、交通規制があり、大渋滞の隙間にはバイクのすり抜けならぬ歩行者の
すり抜けが横行するのですから、バイクも動けなくなるのです。

しかも、ベイブリッジの路肩に止めて見物しようとする非常識者が集まるので、
警察が通行止めにする愚挙を敢行するのですから、もう大変です。
 

どうしても良い場所で見たかったら、
釣り船に頼んで防波堤に送ってもらうのが、地元民の知恵。
絶景です。(予約しないと乗れない可能性も)


ただ、楽しむのは良いのです。
大いに飲んで騒いで楽しめばよいのです。
でも、ゴミを自分で持って帰って欲しい。

翌日の朝、4時位から、清掃局の皆さんがたくさんの人員(当然外注業者
もフル出動していただいて)を回して、清掃にあたるのです。

山下公園の前の道に、観客が座っていた事がありありと解るように
飲み物食べ物のゴミが置いてあります。
(見ると笑っちゃうほど、ずらっと並んでいるです、ゴミが。)

ゴミ箱に入れたらどうか?って言う人もいますが、
人数が半端ではありませんから当然入りきる量では、ないのです。
結果、ゴミ箱は溢れ、その廻りに放置され、山ができてしまう。
 
置ける場所ならどこにでも置いていく、
塀の隙間にねじ込んだり、建物の裏に投げ込んだり・・・、
もの凄い事になっているんですよ、これが。

凄い事に、それを朝4時頃から清掃にあたる方々は、午前中にはどうにか
当たり前の風景に戻してしまうのですから、頭が下がります。


観光地へ行くのも、人の居ない自然の中に行くのも、
バイクは楽に可能としてくれますが、
そこにゴミを置いてこないで欲しい。

装備を少なくせざるを得ないバイクは、
捨ててこれるものは捨ててしまいたいと、
当然考えがちです。

でも捨てたゴミは、
必ず誰かが清掃しないかぎり消えない物、なのです。


楽しんだ後の始末、できる人でいたいものです。

                      by H

 
 
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