私の会社では、4月1日現在で35才を越える人は、
健康診断時に半日ドックを受けるようになっています。
そしてそれは、バリウムを飲まされるという事を意味します。
いつしか、35才を越えると「バリウム倶楽部」に入会と言われるように・・・。
厄年とはよく言ったもので、何故だか身体の調子が狂う時期のようで、
同僚はとうとう「要、胃カメラによる精密検査」と宣言され、少し青ざめています。
確かに、統計的な事もあるようですが、数えで42歳、前・後を含めれば3年間には、
社会的にも身体的にも色々変化が訪れる事のようです。
そんな本厄の歳には、色々なリレーションの変化や
結びつきが訪れたりするものですから(厄とは思いませんけど)、
やっぱりそうなのか・・と考えてみたりもします。
不定期で睡眠時間の少なすぎる仕事と外食漬けの日々が、
私の肝臓をフォアグラにしたのは仕方ない事だとしても、
仕事が少しずつ楽になっても運動不足もあって、ちっとも直らないまま5年。
それが今年、少し変化が出ました。
体脂肪率は少し上昇したにも関わらず、肝臓についた脂肪が減ったのです。
これは、田七という漢方薬と日々の中国茶のおかげのようですが、
何にしてもありがたい事。
(と、ここまで書いて、健康の話題を書くようじゃ、「オヤジ倶楽部」と言われても
仕方ないか・・・と苦笑。)
ところで、田七って何?と思う人もいらっしゃるでしょうから、
ちょっと紹介しましょう。
この薬は、競輪選手から聞いて知ったものなのですが、田七人参と称される薬効のある根で、
日本では古くから傷薬の一つとして使われ、痛みを止め血も早く止める優れ物だとか。
香港にはよく行くはめになるので、
その折り「買ってきてくれ」と頼まれたのが発端でした。
傷薬として使うものですから粉末が良いのですが、何故か錠剤がある・・・。
尋ねてみたところ、血を元気にする効果があるんだそうです。
出血は早く止め、鬱血は早く散らし、痛みを取る効果がある、とか。
つまり、身体全般に効く万能薬だったのです。
血管の詰まりが取れるから、血行障害には効くわけでしょうし、血が元気になれば
二次的に身体の各症状に効く事になるでしょう。
日本では傷薬として紹介されてしまったから、飲むなんて発想にはならなかった訳で、
その能力を出し切っていないだけだったと、いう事ですね。
騙されたと思って買うのが私の性格ですから、錠剤を自分用に買いました。
飲みだして一週間もすると、食事をした後なんとなく痛かったお腹の痛みが消え、
疣痔のなりかけが消え、酒に悪酔いする事がなくなり・・・・・。
劇的にというわけでは無いものの、その効果は明確に現れました。
あまりに調子が良いので、知り合いに薦めたところ、ほぼ全員に同様の効果が・・。
そうこうしている内に、買ってきた錠剤(500錠)が切れ、
田七の無い暮らしが始まると、色々不具合がまた発生してきます。(つまり歳って事)
人間一度良いものを知ってしまうと、なかなか元には戻れないもの。
結構、辛い事に気がついてしまったのです。
若干高くてもこの欲求には勝てません。
国内でもあるんじゃないかという事で、中華街を探してみると粉末しかない。
しかも値段が7〜10倍見当。
結局また、香港に買いに行く事に・・・。
でも、国内でこれを3000錠買ったと思うと、香港の往復代金分は出てしまうのです。
だったら、ついでに旨い物も食って・・という事になるんですね。
仕事が絡んで行く事もあるから、ちょうど良いのですが、自腹で行っても損は無しって事で、
今年も多分秋くらいには行く事になるでしょう、香港に。
やっぱり、オヤジ倶楽部ですね(笑)
by H
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