「日本人は、何を考えているのかわからない」と、
欧米人に言われるのは何故でしょう。
それは、ひとつの確立された表情としての「スマイル」が、無いからなんです。
カナダの移民のための初級英語講座を受けた時(中学1年程度のレベル)、
先生がスマイルの説明をしてくれました。
口の端をきゅっとつり上げて、ちょっと大げさに笑う。
半端に笑うと、指で口の脇を持ち上げるようにしろ、と言うのです。
つまり、彼らの間では、スマイルという表情が固定された形として存在し、
その表情を見せる相手は敵でない、という常識があるようなのです。
学校で、笑い方なんて、習いましたか?
日本の教育でそんな事はなかったように思います。
スマイルという形を知らない日本人は、ただへらへら・ニヤニヤ笑っている敵に
見えるのでしょう。
そう言えば、マクドナルドのプライスリストにスマイル0円と載っていた時期が
ありましたっけ。(今もあるのでしょうか?最近行ってないのでわかりません)
敵じゃないんです、という意思表示方法を簡単にする事。
それが、敵の多いところで生きていく術なのかもしれません。
バイクに乗っていて思う事は、
そのスマイルに通じる意思表示方法があれば、という事。
そうしたら、もっと楽しく走っていられるのかも・・・。
今は、明らかに敵だと思わせる方が楽に走れる状態で、
だから勢い強面の兄ちゃん風ファッションが流行ったり、
ちょっと精神的に病んでいる風のカラーをまとったり、
側にいたくないほどうるさかったり・・・・・。
(あまり言えません。 そのような格好していそうです、私。
でも、どんどん先に行って、目をつける人と一緒に走らないように心がけています)
もっとも、文化程度の低い国ほど、交通事情は悪いものですから、
まだまだ日本はその程度って事でしょうけど。
by H
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