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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

顔黒の落日

最近、ガングロの小僧・小娘が減っているとか。
見た目にも汚く、ボロボロの茶髪とセットで不快感を撒き散らすガングロ族。
私は嫌いです。

運動部でひたすら汗を流し、真っ黒になっている少年少女たちのようなものでなく、
見てくれだけのファッションは、やっぱり上げ底文化の一端なのでしょうか。

知り合いのヴィジュアル系若者が、
最近塗るだけで日焼けできるジェルを試したそうです。
 
「塗るだけで、色が黒くなるの?」
 
「いや、なんか染料の一種みたいで、染まるんですよ。」

手で、髪を上げて見せる彼。
生え際は白い。
なるほど、上手く塗れなければそうなるんだね。
日焼けサロンで綺麗に焼いて、すべすべの肌ってわけにはいかないようですが、
手軽な日焼け状態になれるのなら、こういう商品も売れるのかも。
(でも、ガングロは廃れてきたんだよ〜)

「ただ、困った事あんですよ。」
 
「?」

「顔に塗ったあと、手をきれいに洗わなかったらですね・・・」

彼の出した手のひらが、黒い!

悪いけど、爆笑しちゃいました。
 
齢30を越える頃、女性は初めて肌がヘアピンカーブに入った事に気がつくようで、
あわててどうにかしようとして色々やるようですが、
ハイサイドくらって傷だらけの人もいれば、
スローに進入していたためにどうにか曲がれた人もいたりして、
若い頃の無謀運転に今頃あわてていたりするのです。

「色白は、百難隠す」と言われて、白い=美人みたいな時代もあったのに、
ファッションで無理に焼く。
そして今度は、白さがファッションアイテムになったら、白く塗るんだろうな・・・。

バイクはいいですね、フルフェイス被っちゃえば、見えないもの(笑)

でも、ファションで入って本質に気がついて、
はじめて自分の道が見えるのかも知れませんから、
誰もが通る道なのかもしれません。

それが、世代の文化なのでしょうし、否定しても意味もないので、
オジサンは笑って観察しています。

生きていると、なかなか世の中は面白いって事ですかね?
 
                       by H

 
 
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