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Malt Crazy
道楽もほどほどに
日記的雑感
 
 

常連的注文於中華街

ずっと横浜の中心あたりに生きている私は、
中華街での食事は日々の営みのひとつ。
特に、ここ数年は、出勤場所が中華街の中になってしまったから、
必然的に昼は中華料理というパターンがどうしても多くなるのです。

皆さんは、中華料理と言うと何を想像しますか?
これは、よく中華街の人に言われる事ですが、
エビチリ・かに玉・チャーハン八宝か知らないとか。
(特に観光客)

でも、地元人にしたって、毎日中華街で食事をするまでは、似たようなもの
だったかもしれません。

O-157のおかげで、だいぶその風習は廃れてしまったのですが、
中華街で食事を残すと、持ち帰りができるようパッキングしてくれる店
が実に多かった。(特に老舗)
また、食べたいものを相談すると、メニューに無いものを作ってくれるのも
中華街の常識だったりします。
食事を文化としている中国人の台所「中華街」で、食に関するわがままは
当たり前の事。
かえって喜んでくれる店もあるんです。

そう、自分の走り方は自分で決めざるを得ないライダー達には、
このメニューにない料理が、ぴったり合うのでは、って思うのです。

あっさりとしたスープに、軽く炒めた青菜(青梗菜等)を乗せただけの
汁麺と、鶏の唐揚げと野菜を炒めて醤油味の餡を絡めたものをご飯の上に
かけた丼。
こんなコンビネーションで昼ご飯を頂くって、ちょっと嬉しいもの。
(地元の人間だってつもりで当たり前のように頼むと、意外に相談に
 応じてくれるもの。)

最近よくやるのは、排骨炒飯と酸辣湯麺
どちらもメニューに載せている店もありますが、
無い店もまだまだ多いのです。
で、わざとオーダーするのですが、その時約束事があります。
まず、店のメニューに排骨飯と酸辣湯(両方食べる必要はないんです)
が存在している事を確認する事。
これは、排骨はともかく酸辣湯は店によってはもともとやってない事も、
十分に考えられるからです。
また、排骨炒飯とか酸辣湯麺とか言っても、「それ何?」と聞き返される事も
あるので、その作り方を言わなくてはいけません。
要は、食べたいものをはっきり伝える事なのですが。

「排骨炒飯と酸辣湯麺を作ってくれませんか?」
「何?」
「排骨飯のご飯の部分を炒飯にして欲しいのと酸辣湯には少な目でいいから
 麺を入れて欲しいのですが。」
「・・・・」(悩んでいる場合、店員さんが不慣れで厨房と相談できないか
       料金的どうしていいか解らないから面倒くさいと思っている事が
       多いだけ。)
「ここの 排骨飯美味しいから、排骨炒飯にしたら絶対美味しいと思う。」
「ちょっと相談してきます」

「あの・・・排骨炒飯より高くなってもいいですか?」(当たり前だって)
「もちろん」
「じゃ、作ってみます。」

この店の 排骨は片栗粉をまぶしてからっと揚げたタイプの排骨で、
それを炒飯の上にのせ、野菜入りの餡をかけた状態で出てきました。

炒飯にとろみのついた醤油ベースの餡がかかったものは、結構美味しいもので、
店によっては「福建炒飯」なんて名前をつけて出していたりします。
これにカリカリっとした豚肉の骨付き肉のうまみと下味のカレー風味が
一体となって、なかなか美味しいものになりました。
(餡をかけるので、炒飯の塩は少な目で作ってくれました)
さて支払いは?というとこれで2000円。
排骨炒飯と酸辣湯麺はどちらも1000円だったのです。
その時は、4人位で食べたので酸辣湯麺は割り勘となりました。
(一人で2つは、なかなかの大食らいでないと難しいかな)

下手な店で観光客向けメニューをオーダーするより、よっぽどいいと思いませんか?
(酸辣湯麺は想像にお任せいたしますが、本来スープとしてあった酸辣湯に麺を
 入れただけの事。でも意外に旨く、カップ麺にまでなってしまった物です。)

横浜に来た折りに、こんな挑戦するのも、面白いとおもいませんか?

                           by H

ps 中華街の店情報はご質問あればコメントいたします。

 
 
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