初夏の夜
夜、バイクが無い事もあって、散歩グセが顔をだす。 中華街はそんな気分で歩く時には、なかなかのアミューズメント。 昼間と違う顔を、原色の彩りで化粧して、道行く人に媚びを売る。 最近は、歩道で軽く食べる物を売る店も増え、歩きにくい事甚だしいが、 それも一つの中華街、賑やかである事は大事な事。 最近は、テレビなどのマスメディアを脅かす存在となったWEB環境。 携帯から簡単にメールが出せたり、ネットに繋ぐ事もできる。 待ち人来たらず・・・状態でも、携帯を持っていればOK 誰かを呼びだしてもいいし、地域情報を読み込んで、探検に出かけるのも楽しい。 ずうっと使っていたピッチをH”に換えた。 宣伝の効果は凄いと思うのは、皆が「見せろ」と言う事。 (その前持っていたピッチの時は、誰もそう言わなかった。 機能としては殆ど変わらないのに。) 切れない、音質がいい、って電話としては当たり前の事。 何処でも繋がって会話できても、音質が悪くてニュアンスが伝わらないのが、デジタル化された携帯電話。 だから、皆の関心は通話品質に向くのは解るのだが、今まではピッチというだけで無関心だった。 繋がらない、よく聞こえない、等の問題から、文字情報のやり取りの方が確実とばかりに、ショートメールやeメールを使う。 留守電に入れるより、確実に残っているメールの方が良いと言う人もいる。 それでは、電話の機能としては本末転倒と言うべきかもしれない(笑) 初夏(と言うよりは、梅雨の切れ間)の気持ちよい風を浴びて、携帯と遊ぶ娘をからかいもせず、 夜の巷をふらふらしていると、心惹かれる存在に出会う。 今宵出会ったソイツは、夜の明かりを吸って、魅惑的に輝いていた。 横浜市中区山下町辺り Text and Photo by H.Wakao